【箱根駅伝】第101回東京箱根間往復大学駅伝競走 優勝候補&注目選手まとめ!

学生スポーツ

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はじめに

 毎年のお正月の風物詩である第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(通称:箱根駅伝)が、2025年1月2日-3日にかけて開催されます。

 学生ランナーたちが襷をつなぎ、全10区間217.1kmを駆け抜けます。

 今大会の優勝争いや区間賞争いはどうなるのでしょうか。

 大迫傑選手や鈴木健吾選手のようなここで活躍した選手が、将来のオリンピアンになることがよくあります!

 この記事では、注目校や注目選手をピックアップしてご紹介します!

区間および区間記録

1区(大手町~鶴見中継所)21.3km
  • 吉井大和(中央大学)1時間00分40秒【2022年】
2区(鶴見中継所~戸塚中継所)23.1km
  • イェゴン・ヴィンセント(東京国際大学)1時間5分49秒【2021年】
  • 【日本人】相澤晃(東洋大学)1時間5分57秒【2020年】
3区(戸塚中継所~平塚中継所)21.4km
  • イェゴン・ヴィンセント(東京国際大学)59分25秒【2020年】
  • 【日本人】太田蒼生(青山学院大学)59分47秒【2024年】
4区(平塚中継所~小田原中継所)20.9km
  • イェゴン・ヴィンセント(東京国際大学)1時間00分00秒【2023年】
  • 【日本人】吉田祐也(青山学院大学)1時間00分30秒【2020年】
5区(小田原中継所~箱根芦ノ湖)20.8km
  • 山本唯翔(城西大学)1時間09分14秒【2024年】
6区(箱根芦ノ湖~小田原中継所)20.8km
  • 館澤亨次(東海大学)57分17秒【2020年】
7区(小田原中継所~平塚中継所)21.3km
  • 阿部弘輝(明治大学)1時間01分40秒【2020年】
8区(平塚中継所~戸塚中継所)21.4km
  • 小松陽平(東海大学)1時間03分49秒【2019年】
9区(戸塚中継所~鶴見中継所)23.1km
  • 中村唯翔(青山学院大学)1時間07分15秒【2022年】
10区(鶴見中継所~大手町)23.0km
  • 中倉啓敦(青山学院大学)1時間07分50秒【2022年】

テレビ・ラジオ中継

 テレビ中継:日本テレビ系列(テレビ)・BS日テレ(ダイジェスト)・ネット中継(TVer)

 ラジオ:文化放送(FM91.6MHz/AM1134kHz)・ラジオ日本(FM92.4MHz/AM1422kHz)

優勝候補&注目選手

 ここから優勝候補となる大学とその注目選手を紹介していきます。

 箱根駅伝は他の学生三大駅伝の全日本大学駅伝や出雲駅伝に比べて、全区間の距離が長く箱根の山登り、山下りがあるのが最大の特徴です。

 そのため10000mやハーフマラソンのタイムが一番速いチームが勝つとは限らないのが醍醐味です!

ムラサキカメ
ムラサキカメ

優勝争いは3強(青山学院大学・駒沢大学・国学院大学)を中心に展開されると思われます!

【箱根を知り尽くした大本命】青山学院大学

 出雲駅伝で3位、全日本大学駅伝で3位だった大学です。

 エントリー上位10人の10000m平均タイムが2位、ハーフマラソンの平均タイムが3位です。

 前回の優勝メンバーが7人も残っており、箱根のコースを知り尽くしており経験豊富です。

 管理人は青学が優勝すると予想しています。

 下に挙げた注目選手の他にも前回2区区間賞の黒田朝日選手、前回6区2位の野村昭夢選手もいるためアクシデントなどがなければ優勝する可能性はとても高いと思います。

 個人的には1区鶴川選手、2区黒田選手、3or4区太田選手、5区若林選手、6区野村選手までを予想しています。

 ただ国学院大学が後半に有力選手を持ってくると予想している人もいることから、太田選手や鶴川選手を後半に起用する可能性もあります。

注目選手

・鶴川正也選手

 最終学年にして華が開いた遅咲きの苦労人ながら青学の「エース」です

 今季は5000mと10000mで青学記録を更新し、出雲駅伝と全日本大学駅伝で区間賞を獲得

・太田蒼生選手

 前回3区であのイェゴン・ヴィンセント以来の59分台を出して、日本人最高記録を作った「駅伝男

 出雲駅伝では区間3位、全日本大学駅伝では区間2位と今季も駅伝での安定した走りをしています

・若林宏樹選手

 5区山登りのスペシャリストにして前回は惜しくも区間2位の選手で愛称は「若の神

 平地でも今年ついに27分台に突入し、ハーフマラソンのタイムもチームトップ

 卒業後は陸上競技は引退するとのことなので、ラストランにも注目です

【初の三冠達成なるか】国学院大学

 出雲駅伝で1位、全日本大学駅伝でも1位で学生駅伝三冠に大手をかけている大学です。

 エントリー上位10人の10000m平均タイムが3位、ハーフマラソンの平均タイムが2位です。

 今年2月に初マラソン日本最高記録を出した大エース平林選手に注目が行きがちですが、他の選手の走力も申し分ありません。

 下に挙げた注目選手以外にも出雲駅伝と全日本大学駅伝で区間賞を獲得した野村恒亨選手、全日本大学駅伝で1位のゴールテープを切った上原琉翔選手がいます。

 各大学からも選手層の厚さを警戒されています。

 他の3強に比べて山登り(前回区間17位)と山下り(前回区間10位)の区間が心配ですが、優勝候補には間違いありません。

★注目選手

・平林清澄選手

 初マラソンの日本最高記録保持者の今季日本人学生最強ランナー

 出雲駅伝ではアンカーを務め区間賞の走りでゴールテープを切りました。

・山本歩夢選手

 チームの副主将でチームをまとめる平林選手を支えながらも、自身も全日本大学駅伝で区間新をマーク

 ハーフマラソンのタイムはチームトップであることから長い距離を走る箱根では注目です

・青木瑠郁選手

 今年の日本学生ハーフマラソンで優勝した成長が著しい力のある選手

 出雲駅伝では区間3位、全日本では区間7位だったものの1区間20kmを超える箱根駅伝では強さを発揮すると思われます

【意地を見せられるか】駒沢大学

 出雲駅伝で2位、全日本大学駅伝でも2位だった大学です。

 エントリー上位10人の10000m平均タイムが21位、ハーフマラソンの平均タイムが1位です。

 出雲駅伝と全日本大学駅伝では序盤の遅れが響いて優勝を逃しましたが、それでも後半にかけて驚異的な追い上げを見せました。

 キャプテンの篠原選手の花の2区起用が予想されており、チームに勢いをもたらす走りに期待です。

 1年生ながら駅伝大会に出場した谷中晴選手や桑田俊介選手の調子が上がれば、とても面白い展開になりそうです。

 また怪我で出雲と全日本を欠場した10000mのU-20日本歴代2位の記録を持つ佐藤圭汰選手がエントリー登録されており、どの程度走れるかにもかかってきそうです。

注目選手

・篠原倖太朗選手

 今季5000mとハーフマラソンで日本人学生記録をマークした駒沢の大エースです。

 全日本大学駅伝では各大学のエースを揃えた7区で区間賞を獲得し、調子のよさがうかがえます。

・山川拓馬選手

 全日本大学駅伝ではアンカー区間で青学を逆転し区間1位の走りでチームを2位に導いた選手

 1年生のときに5区を走った経験や本人の意思から、5区起用が予想されます

・伊藤蒼唯選手

 今季ハーフマラソンでは篠原選手に次ぐチーム2位の自己記録を持っています。

 出雲では区間3位、全日本でも区間2位と安定した走りができる選手です。

【3強崩しへ!母校!】早稲田大学

 出雲駅伝で6位、全日本大学駅伝で5位だった大学です。

 エントリー上位10人の10000m平均タイムが14位、ハーフマラソンの平均タイムが11位です。

 管理人の母校なのでもちろん一番応援しています!

 3強の一角を落としてほしいと願っています!

注目選手

・山口智規選手

 前回花の2区で区間4位と好走し、全日本でも区間5位だった臙脂のエースです。

 10000mはチームトップで、ハーフマラソンにおける早大記録保持者です。

 前回と同じ花の2区起用が予想されており、3強の一角を崩す走りに期待したいです!

・工藤慎作選手

 第100回大会で区間6位の好走を見せ「山の名探偵」というニックネームがついた選手です

 今季は出雲と全日本でアンカーを務め、区間2位と区間3位の好走で順位を押し上げた成長著しい選手です。

 トレードマークになっている眼鏡とともに、山登りの5区で事件を解決してほしいですね

・山口竣平選手

 5000m高校歴代5位の記録を持つ将来の早稲田のエース候補です。

 出雲駅伝では区間11位と揮いませんでしたが、全日本では区間3位の好走を見せました

その他の注目大学

創価大学

 出雲駅伝で4位、全日本大学駅伝でも4位だった大学で、国学院・駒沢・青学の3強を落とす可能性が一番高い大学です。

 エントリー上位10人の10000m平均タイムが4位、ハーフマラソンの平均タイムが4位です。

注目選手

・吉田響選手

 前回は5区区間9位ながらも、今季は出雲で区間1位、全日本でも1位と1秒差の区間2位の好走

 得意の力強いピッチ走法で箱根の山を軽快に上ることができるエース

 留学生のムチー二を2区起用すると予想されるため、5区起用が予想されます

中央大学

 出雲駅伝は不参加、全日本大学駅伝では12位だった大学です。

 これまでの駅伝成績はあまりいいとは言えませんが、エントリー上位10人の10000m平均タイムが1位です。

 前回は直前にインフルエンザ感染で力を出せない選手が多く出て不甲斐ない結果であっため、巻き返しを狙います!

 10000mで27分台の選手がエースの吉井選手の他に本間颯選手、溜池一太選手がおり選手層も申し分ありません。

 成長著しい1年生の岡田開成選手にも個人的には期待しています!

注目選手

・吉井駿恭選手

 5000mと10000mで中央大学記録を持ち、前回は7区区間賞

 花の2区出走が予想され、好走でチームに勢いをもたらせられるか注目です

箱根駅伝ならではの見どころ

選手の起用区間・各監督の采配

 箱根駅伝は出雲駅伝や全日本大学駅伝よりも各区間距離が長く、起用選手も最も多い10人で襷をつなぐため総合力が試されます。

 そのためどの区間にどの選手を走らせるのか、先行逃げ切りを狙うのか後半追い上げを狙うのかなどの各大学の監督の采配にも注目です!

 エース級の選手を補欠にしておいて、当日になってエントリー変更を行うなどの戦略を使う監督もいます。

山登りの5区・山下りの6区

 他の駅伝にはない最大の特徴が標高約874mまでを一気に登る5区と、一気に下る6区

 トラックや平地ではあまり速くない選手が台頭することも多く、「山の神」と呼ばれるようなドラマが数多くある区間です。

 「山を制する者は箱根を制す」の言葉にあるように、この2区間での順位が総合優勝に大きくかかわります。

監督の声かけ

 他の駅伝にはない箱根駅伝の特徴が各大学1台ある「運営管理車

 各大学監督が運営管理車の助手席に座り、マイクを使って選手に声をかけます。

 区間ごとに何地点か声掛けポイントが決まっており、監督の激を受けて選手が走ります。

 駒沢大学の大八木元監督の「男だろっ!」はあまりにも有名ですね!

 安全面を考慮し6区の山下り時では声掛けはできませんが、力強い言葉が選手の背中を押してくれます。

さいごに

 いかがでしたでしょうか。

 チーム全員でつなぐ「たすき」に込められた思いが、観る人の心を熱くするこの大会。

 優勝はもちろんのこと10位までに貰える毎年熾烈なシード権争いにも目が離せません

 今年もどんなドラマが生まれるのか、とても楽しみです!

 未来のスター候補の活躍を目に焼き付けましょう!

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