【体験記①】日本人ハイカーが初めてキリマンジャロに行ってみた~総括~

登山

はじめに

 「いつか海外の山に登りたい!」

 登山をしているとこのように考える人も多いのではないでしょうか。

 投稿主もいつかは登りたいとは思いつつも、なかなかできていませんでした。

 そこで、思い切ってこの度アフリカ大陸の最高峰であるキリマンジャロ登山をしてきました。

 キリマンジャロは一般登山者が行くことのできる最高峰の山として知られています。

ふじカメ
ふじカメ

これからキリマンジャロに登りたい人や、登る予定の人の参考になれば幸いです!

全体を通してのまとめ

・ツアー参加費の合計額は約2000$(2026.9時点)

・投稿主が参加したツアーは計5泊6日の日程で登りがマチャメ、下りがムウェカルート

・技術的には富士山登山レベルだが、高山病・衣食住などの困難アリ

・個人的に今までの登山の中で一番きつかったが、それに代えがたい達成感がある

・ウフル・ピークまで登頂したいのであれば一日でも若い日に行くべし!

 下に補足説明を入れていきます!

ツアー参加費について

 キリマンジャロは個人単位で登山することができず、現地ガイドとともに登山するツアーに参加することが必須となります。

 参加申し込みができるツアーは以下の3種類があります。

①日本の旅行会社のツアー(西遊旅行・NCT自然と文化の旅など)

②海外の登山会社のツアー(Altezza Travel, Kilimanjaro Experience等)

③タンザニア現地の登山会社のツアー(Kilimania Adventure等)

以下に簡単な特徴をまとめています。

日本の旅行会社海外サイト現地会社
予約・相談日本語主に英語(一部日本語)主に英語
航空券セットの場合あり基本自己手配基本自己手配
登山ガイド現地+日本語サポート現地ガイド現地ガイド
日程の自由度△(日程に依存)〇(比較的高め)〇(比較的高め)
価格△(高め)〇(中程度)◎(抑えやすい)

 投稿主はメンバーの一人の知人紹介により、③のタンザニア現地の会社に直接申し込むツアーで行きました。

 キリマンジャロ登山だけにかかった費用は$1600と、6日間のチップ($250)+αで計約$2000でした。

登山ルートについて

 登山ルートは色々ありますが、主要なルートは次の3つです。

①マチャメ・ルート(6~7日・テント泊)

 熱帯雨林、シラ高原、溶岩台地、バランコ・ウォールなどの変化に富んだ景色が魅力。

 登りと下りで異なる道を使うため、経験の変化も楽しめる

 メリット:景色が豊かで、ツアーの選択肢も多い

 注意点:人気ルートなので混雑しやすく、岩場や長時間の歩行もある

②レモショ・ルート(7~8日・テント泊)

 西側から登り、序盤は比較的静かな森林やシラ高原を歩く

 日数を長くとれるので、標高への順応を組み込みやすい

 メリット:景色、静けさ、高度順応のバランスがいい

 注意点:登山日数が長く、費用が高くなりやすい

③マラング・ルート(5~6日・山小屋泊)

 主要ルートで唯一登山中に山小屋を利用でき、同じ道を往復する

 メリット:テント泊が不要で、荷物や宿泊面の負担を抑えやすい

 注意点:短い日程では高度順応の時間が不足しやすい

 管理人は以下の画像にあるように、5泊6日のマチャメ・ルートで登りました。

 理由は次の3つです。

・高度順応などをするため、登頂成功率が高い

・登山、下山でルートが変わり、途中の景色のバリエーションが多く、綺麗なので飽きない

・日数が少なめなので、費用を抑えやすい

1日目:マチャメ・ゲート(1,800m)→マチャメ・キャンプ(2,835m)5時間

2日目:マチャメ・キャンプ(2,835m)→シラ・キャンプ(3,750m)6時間

3日目:シラ・キャンプ(3,750m)→ラヴァタワー・キャンプ(4,600m)→バランコ・キャンプ(3,900m)6時間

4日目:バランコ・キャンプ(3,900m)→カランガ・キャンプ(3,995m)→バラフ・キャンプ(4,673m)8時間

5日目:バラフ・キャンプ(4,673m)→ウフル・ピーク(5,895m)→バラフ・キャンプ(4,673m)→ミレニアム・キャンプ(3,950m)15時間(投稿主実測)

6日目:ミレニアム・キャンプ(3,950m)→ムウェカ・ゲート(1,640m)5時間

登山情報

技術レベル

 マチャメ・ルートの登山道自体の危険度及び難易度は、富士山程度と思ってもらって問題ありません。

 基本的には雨具、行動食、防寒具、トレッキングポール、水筒などその日に使いそうなもの以外は全てポーターに預けるため、重い荷物を持ちながら登ることは一切ありません。

荷物を頭や肩に担ぎながら登るポーターさん

 実際に持参した持ち物、持っていけばよかったものなどは、今後執筆予定の別記事をご参照ください!

登山客情報

  投稿主が登った際には日本人はほとんどおらず、欧州系・北南米系の登山客が大多数を占めていました。

 たまにアジア系の登山客もいましたが中国系が多くいた印象です。

 また年齢層は20-40歳代が最も多く、60代ともなるとほとんどいませんでした。

 60-70歳代くらいの欧州の登山客を見かけしましたが、かなりしんどそうでした。

 もし最高地点であるウフル・ピークに立ちたい場合は、一日でも若い日に行くことをおすすめします。

外的要因

 一番の難しいことは高地環境であることで、標高が5,000mを超えると酸素濃度が半分以下になります。

 高山病予防薬は必須ですが、それでも山頂アタック日は、少し登るだけで息が上がり足取りが重くなりました。

 何度も足を止めて休憩しましたし、何度心が折れかけたかわかりません…

生活環境

 日本及び地上とは異なる生活環境であることによる辛さが多くありました。

 現地では食事の提供、テントの設営・解体など登山に係ることは、基本的にガイドやポーターさんなどの現地スタッフがしてくれます。

 食事は基本的にタンザニア料理が提供されます(写真はフルーツとフライドポテト)。

 美味しいのですが、当然日本食が出てこないためストレスが溜まるメンバーもいました。

 作ってもらっているので文句は言えず仕方がないですが、たまに砂が混入しており食べてしまうこともあります。

 水は基本的に現地調達なので、合わずに体調を崩すメンバーもいました。

 下から水を運ぶ専用のポーターを雇うこともツアーによってはできるようなので、水が心配な方はご検討ください。

 5泊6日という日本でもなかなか経験しない登山になり、その間シャワーなどは当然浴びられません。

 投稿主は日が経過するごとに頭や体が次第に痒くなりました。

 お金を出せば日本語のサポートを受けられたり、日本語ガイドを別に雇ったりすることもできるらしいです。

 投稿主が参加したツアーはガイド等とのコミュニケーションは英語でとったため、英語に苦手意識がある人は大変かもしれません。

通信環境

 投稿主は登山口近くにあるモシという街の電波が拾えたときは、とても遅いですがSNSなどは一応使用可能でした。

 基本的には地上の電波は拾えないので、ほぼ使えないと思っていただいた方がいいです。

 そこで推奨されるのが各キャンプ地で使える専用Wi-Fiを購入して使う方法です。

 日数を指定して各キャンプ地の管理棟で購入することができ、一度購入するとどのキャンプ地でも通常は使用可能です。

 投稿主はメンバーの一人が$15程度(5日間)で購入したものを、全員で共有して使っていました。

各キャンプ場にある管理棟

 Wi-Fi強度についてはYoutubeは厳しかったですが、LINEなどのSNS, 天気予報などテキストベースのものはスムーズに使用できました。

 ただWi-Fiルーターがソーラーパネルで動くため、早朝や午前中は使用できない事が多く、

 そもそもWi-Fi設備がないまたは、故障しているキャンプ場も何か所かあったので注意が必要です。

 またタンザニア自体がそもそも通信インフラが頑強ではないことで、突然途切れることもしばしばありました。

所感

 投稿主は何度も日本にある百名山に登ってきましたが、海外登山は初めてでした。

 そしてこれまでの登山のなかでも一番辛く、きついものになりました。

 しかし、それと同時に達成感も今までの登山の中で最も大きいです。

 実際に家族や親戚、友人たちからの反響も大きかったです。

 もう一回行きたいかと聞かれると、絶対に行きたくありません(笑)。

このときは気合で立っています

おわりに

 もしこの記事を読んでキリマンジャロ登山に興味を持ってくれる人が増えてくれると嬉しいです!

 勿論キリマンジャロは「誰でも簡単に登れる5,000m峰」というわけではありません。

 適切な準備をして、無理をせず、自分の身体の状態を確認しながら一歩ずつ進めば、

これまで日本の山を登ってきた人にとっても、挑戦する価値のある山だと感じました。

 自分の足で5,895mまで登った経験は、これから先も忘れないだろうと思います!

 今回のキリマンジャロ登山については、これから複数回に分けて詳しく紹介していきます!

ふじカメ
ふじカメ

キリマンジャロに登ったつもりで楽しみながら、読んでいただけると幸いです!

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